CORINSは、公共機関が工事の入札・契約において、手続きの透明性・客観性、競争性をより高めることを目的に、工事の発注プロセスにおいて、企業の施工の技術力等を確認するために用いる工事実績情報システムです。
TECRISも同様に、公共機関の業務の入札・契約において、手続きの透明性・客観性、競争性をより高めることを目的に、業務の発注プロセスにおいて、企業の技術力等を確認するために用いる業務実績情報システムです。
公共工事の品質確保の促進に関する法律(平成17年4月施行)に基づき定められた政府の基本方針では、「発注関係事務の適切な実施」がうたわれており、CORINS/TECRISの重要性がますます高まっています。この法律施行の中で、発注環境、市場環境等の要請に応える システムとしていくような検討も進めています。
CORINSは、企業から公共工事の施工実績を工事カルテとして登録してもらい、そのデータをデータベース化して、公共機関に提供するシステムです。
平成6年3月から請負金額5,000万円以上の公共工事の登録受け付けを開始し(なお、データとしては、平成2年度からの実績を受付しています。)、平成9年度以降は、対象工事を請負金額2,500万円以上に拡大しました。
さらに、平成13年4月に「公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律」が施行されたことをうけて、平成14年度以降は、対象工事を請負金額500万円以上へ拡大しました。
平成16年度は4月に市区町村の検索利用料金を中心にして値下げを行い、8月にはインターネット回線を使った企業のオンライン登録・公共機関の検索が始まりました。
平成17年4月からは、技術者個人について工事実績を検索できる「技術者工事経歴検索システム」の運用が始まりました。
このシステムにより、技術者が企業を変わっても過去に所属した企業での実績も含めて、技術者の工事経歴として検索できるようになりました。
平成18年3月末現在、登録されている業者数は累計で約11万6,700社、竣工登録工事件数は累計で約210.1万件にのぼっています。
また、CORINSの工事実績情報に財団法人建設業技術者センターが保有している建設企業情報等を合わせた「発注者支援データベース・システム(JCIS)」による情報提供を平成8年10月から行っています。
このシステムを利用している機関数は、平成18年3月末現在、CORINS 388機関、JCIS 141機関となっています。
TECRISは、企業から公共機関発注業務の実績を業務カルテとして登録してもらい、そのデータをデータベース化して、公共機関に提供するシステムです。
平成7年度から契約金額500万円以上の調査設計業務について登録受付けを開始しました。(なお、データとしては、平成5年度からの実績を受付しています。)
平成8年度からは測量業務についても登録を開始し、さらに平成11年度からは業務分野別の技術データを追加して、技術的な要素で業務を検索できるようになりました。
平成16年度には、CORINSと同様に4月に市区町村の利用料金を中心にして値下げを行い、8月にはインターネット回線を使った企業のオンライン登録・公共機関の検索が始まりました。
平成18年3月末現在、登録されている業者数は累計で約7,400社、業務件数は累計で約63万件、技術者数は約17.3万人にのぼっています。
このシステムを利用している機関数は、平成18年3月末現在151機関となっています。