●機関誌「JACIC情報」創刊の経緯について

故 企画調整部長 浦木 匡 氏(談)

 JACICの設立後、JACIC NETによる情報提供開始までに約3年を要しましたが、その間、賛助会員の方々から年会費をいただきながら何もお返ししないのは良くない、何か出来ることをすべきだと神谷理事よりご指摘をいただき、機関誌を届けようということになりました。

 JACICの設立前の11月初旬に産学官の情報に関する有識者にお願いし編集委員会を発足し、昭和61年1月末に創刊号の出版を目標に編集作業を進めました。

 編集方針としては、建設界を中心とする社会の高度情報に適応するための取り組み事例やJACICの活動内容を分かりやすく紹介しようと決めました。

 表紙については、JACICは、産学官の情報の架け橋でありたい」と考え、著名な橋の写真を古い順に使用しようという事になり、創刊号は徳島県祖谷のかづら橋の写真を使いました。枠取なしで表紙全面に写真を使うため、どの部分を使うかという事に随分苦労しました。

 歴代の委員長を中心として編集委員の方々の熱心な情報収集と創意工夫によって、号を重ねるごとに好評を博しまして、特に大学、建設協会の役員、官庁の方々からは励ましの言葉をいただきました。

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