シールドトンネルデータ連携標準化検討小委員会

小委員会 概要(第2018-01号)

小委員長)
杉本 光隆 (長岡技術科学大学大学院 教授)
検討テーマ) 
シールド技術情報DBとシールドトンネル3次元モデル間のデータ連携手法の標準化

検討メンバー

有賀 貴志(株式会社コンポート)
新井 泰(東京地下鉄株式会社)
西田 与志雄(大成建設株式会社) 木下 茂樹(株式会社奥村組)
小泉 卓也(日本シビックコンサルタント株式会社)
古屋 弘(株式会社大林組)
河越 勝(株式会社熊谷組)
活動目的)
 2007年度から2010年度にかけて、土木学会 トンネル工学委員会 シールドトンネルのデータベース(以後、シールドDBと呼ぶ)構築に関する検討部会が設置され、シールドトンネルの主要な事業者・施工者・コンサルタント・研究機関が参加し、シールドトンネル技術情報のデータベース化に関する検討を行い、その成果を土木学会HPに公開した。さらに、2011年度には、土木学会がシールドDBの運営主体となることとなり、そのための具体的な規約、マニュアルを制定し、2012年度から、土木学会 トンネル工学委員会 シールドDB運営部会の下で、会員制のシールドDBの運用を開始した。このシールドDBは、「お金をかけずに、ある情報をあるがままに残す」を基本として、施工終了までの情報を網羅的に残すための情報項目と情報保存構成を規程している。このため、保存する情報項目や保存形式は、事業者、施工者に依存しているのが現状である。
 一方、2016年度から国土交通省によるCIM(Construction Information Modeling)の活発な取組みを背景に、3次元モデルを用いた形状情報と属性情報の作成、蓄積を合理的に行う環境が整備されてきている。
 本小委員会は、シールドトンネル本体の効率的な維持管理の実現を目的として、BIM/CIMモデルに格納すべき、設計段階および施工段階での情報項目を明らかにするとともに、それらの情報を、シールドトンネルDBの技術情報の中から効率的に作成し、維持管理段階へ伝達する仕組みを構築する。具体的には、両者の連携により、
・シールドトンネルDBとBIM/CIMモデルの連携の効率化.
・3次元モデルがトンネルのライフサイクルに果たす役割の明確化.
を図ることを目標とする。したがって、本小委員会の活動は、シールドトンネルのBIM/CIMモデルの具体的な実現に大きく寄与する。
 さらに、以下に資すると考えられる。
① 日本のシールドトンネル構築技術の維持,将来の海外を含めたシールドトンネル構築へのフィードバック
② 事業者,設計者,施工者,研究者が当該技術に関する情報を共有し,トンネルのライフサイクル全体を俯瞰した個別技術の開発、および当該技術の妥当性を裏づけるデータの蓄積
③ ②で得られる知見の具体的成果としてのトンネルの耐久性の向上と建設、維持管理コストの低減
活動期間)
2018年7月 ~ 2020年6月


活動成果
活動報告書
(12.1MB)
成果報告書
(10.4MB)
シールドトンネルのBIM/CIMモデル作成 ガイドライン
(2.31MB)
シールドトンネル技術情報DBとBIM/CIMモデルのデータ連携ガイドライン
(.10MB)

 

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