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平成25年度(一財)日本建設情報総合センター研究助成決定

(一財)日本建設情報総合センターでは、平成10年度から財団の事業目的に合致した研究企画を対象に研究助成事業を行っています。平成25年度の研究助成は、応募期限の6月30日までに32件のご応募をいただきました。審査会は、学識経験者を含めた委員により7月26日に開催し9件を対象に研究助成を実施することを決定しました。なお昨年からの継続研究は3件です。

研究助成事業活動・報告(一覧)はこちら

審査会の委員:有木久和、大橋正和、門松 武、島崎敏一、月尾嘉男、坪香 伸

No.平成25年度研究助成対象者(敬称略)テーマ名区分
1

応用技術(株)情報システム課

担当課長 久保知洋
既存河川施設の3次元モデル化における最適詳細度と必要点検情報の解明に関する研究 自由2
2

立正大学地球環境科学部環境システム学科

教授 後藤真太郞
日本版ICS下でのクラウド型GISの実装と平時の運用に関する研究 指定2
3

熊本大学大学院 自然科学研究科

教授 小林一郎
河川CIMにおけるデータマネジメントに関する研究 指定1
4

京都大学大学院工学研究科

准教授 須崎純一
航空写真を用いた迅速な被災建物自動抽出手法の開発 自由2
5

アジア航測株式会社 総合研究所

技師長 住田英二
異なる計測方法によるレーザ計測データを基とするCIMのための3次元空間情報の整備手法に関する研究 指定1
6

株式会社扶桑プレシジョン

代表取締役 竹田直人
改ざん検知システムの開発 指定3
7

愛媛大学

准教授 中畑和之
3次元CADデータと多点計測技術を活用した中小構造物の動態監視に関する研究 指定1
8

大阪大学 社会経済研究所

講師 中林 純

入札結果データを用いた総合評価方式入札の分析

(予定価格や評価式,及び入札参加資格がバリューフォーマネー及び入札参加者の利潤に与える影響の推定)

指定3
9

大分工業高等専門学校

準教授 平岡 透
民間共助型支援と疫病リスク評価を組み合わせた水災害対策に関する情報基盤の構築とその活用 指定3
継続 関西大学 環境都市工学部
都市システム工学科 准教授 窪田 諭
災害時の利用を考慮した時空間概念に基づく道路維持管理支援システムの研究 指定2
継続 東京大学大学院 工学系研究科
社会基盤学専攻 准教授 布施孝志
多様な情報を統合した拡張現実のための標定・3次元復元手法に関する研究 自由1
継続 一般財団法人 地域地盤環境研究所
地域地盤研究部門 地盤情報グループ
首席研究員 山本浩司
全国電子地盤図による地盤情報の有効活用に関する研究 指定1

            参考:区分について
               指定1:3次元データの活用に関する研究(H24・H25)
               指定2:建設行政システムのクラウド化に関する研究(H24・H25)
               指定3:大規模データベース(ビッグデータ)に関する研究(H25)
               自由1:建設分野の情報化の企画、提案、標準化に関する研究
               自由2:建設分野の各種業務の情報化に関する研究

 

 

 参考)平成24年度指定・自由課題

   (1)【指定課題】

課題名 内容

指1 

3次元データの活用に関する研究

 建設分野に関する計画、設計、積算、施工、維持管理や各段階間の情報共有において、有効な手法として考えられるプロダクトデータモデルや3次元CADデータの構築・連携・利活用に関して、以下の内容を研究する。

3次元データを設計、積算、施工の各段階で連携して実施する情報化施工とその施工管理の高度化研究
CIMの進展に際し3Dデータの交換標準がないと一元管理が困難となる。測量・調査・設計・施工・管理等の各段階で発生する3D情報等を交換できる公共施設管理用プラットホームに関する研究
これまで行われた関連情報の(受け渡し)から(情報共有)へ変更していくため共同作業、並行作業を可能とする3次元オブジェクトを活用したデータ共有基盤(データモデル)の構築方法に関する研究
Photog-CAD写真測量機能の多様な活用、適用分野での検証及び測定精度の検証に関する研究

指2

建設行政システムのクラウド化に関する研究

 東日本大震災では、被災自治体で行政データの消失や、行政システムの破壊により、行政サービスの回復が遅れた。そこでデータやシステムのバックアップとBCPの観点から、クラウド化が注目されている。また、行政体間での支援においても、職員派遣を伴わずに代行支援が可能なクラウド活用が注目されている。そこで、クラウド化を推進するために、以下の内容を研究する。

データ管理や、基本システムのクラウド化の研究
電子成果のクラウド化(セキュリティ含む)による利活用の研究

 

 

指3

大規模データベース(ビッグデータ)に関する研究

 多様なデータベースの連携利用が模索されている。以下の内容を研究する。

建設分野に関する利用可能な多様なデータベースを連携・活用するために必要となる技術的あるいは法制度的な事柄についての研究
情報の海の中から有用な意味情報を抽出することがますます困難になってきている。大規模データベース(ビッグデータ)のより有効な活用には、システムに依存しないデータ形式、意味情報を交換するための仕組み、メタデータやメタモデルの枠組みなどの「情報共有基盤」の構築、標準化が不可欠である。オントロジー、セマンティックWeb、レジストリなどに関する基礎的な研究や、国際動向の調査及びそれらの応用に関する内容を研究

 


   (2)【自由課題】
1)建設分野の情報化の企画、提案、標準化に関する研究
(a)建設分野の情報化に関する企画、提案、標準化等の調査研究
(b)建設情報の流通性の向上に関する調査研究
(c)建設分野のBPRに関する調査研究
2)建設分野の各種業務の情報化に関する研究
(a)土木工事積算業務に関する調査研究
(b)河川・道路・都市等における業務の情報化に関する調査研究
(c)防災業務の情報化に関する調査研究
(d)GISを利用した業務支援システムの調査研究
(e)CALS/ECに関する調査研究
(f)建設副産物情報交換に関する調査研究
(g)その他



 参考)平成24年度指定課題
課題名 内容

指1

3次元データの活用に関する研究

 建設分野に関する計画、設計、積算、施工、維持管理や各段階間の情報共有において、有効な手法として考えられるプロダクトデータモデルや3次元CADデータの構築・連携・利活用に関して、以下の内容を研究する。
3次元データの利活用によるライフサイクルにおける最適化。最新データの更新、連携、提供を目指す情報更新技術の研究
3次元データを設計、積算、施工の各段階で連携して実施する情報化施工とその施工管理の高度化研究

指2

建設行政システムのクラウド化に関する研究

 東日本大震災では、被災自治体で行政データの消失や、行政システムの破壊により、行政サービスの回復が遅れた。そこでデータやシステムのバックアップとBCPの観点から、クラウド化が注目されている。また、行政体間での支援においても、職員派遣を伴わずに代行支援が可能なクラウド活用が注目されている。そこで、クラウド化を推進するために、以下の内容を研究する。
データ管理や、基本システムのクラウド化の研究
電子成果のクラウド化による利活用の研究

 

指3

大規模データベースを意味情報で統合利用するための共通基盤に関する研究

 

 多様なデータベースの連携利用が模索されているが、一方で情報の海の中から有用な意味情報を抽出することがますます困難になってきている。大規模データベースのより有効な活用には、システムに依存しないデータ形式、意味情報を交換するための仕組み、メタデータやメタモデルの枠組みなどの「情報共有基盤」の構築、標準化が不可欠である。

 そこで、オントロジー、セマンティックWeb、レジストリなどに関する基礎的な研究や、国際動向の調査及びそれらの応用に関する内容を研究する。


平成16年度から、JACICが重要課題であると判断しているテーマを指定課題とし、従来の自由課題と区分し研究助成を実施することとしています。

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