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第9回 建設情報研究所 研究発表会 開催案内

 JACICは、昭和60年11月15日の設立以来、情報化の進展と変革の要請等に的確に対応するため、官民との連携を図りながら、また最新のICTを効果的に導入しながら、情報システムの研究開発、建設情報の収集・提供、情報化の啓発・普及を積極的に推進し、建設分野における公共調達の円滑化を推進するなど、建設分野情報化の諸事業を展開しています。
 JACICでは、毎年研究発表会を開催し、建設情報研究所の活動状況や成果を、広く皆様に報告しています。今年は、第9回を数え、以下のプログラムで開催します。多くの皆様が参加くださいますよう、ご案内申し上げます。
 参加を希望される方は、申込書に参加者を記入のうえ、JACICの企画調整部(FAX:03-3505-2966)へFAXしてください。

 注1)ただいま、測量CPD、土木学会認定CPDプログラムとして申請中です。
 注2)参加料はいただきません。

  • 開催日時:平成19年10月3日(水)13:10~17:00
  • 主  催:財団法人日本建設情報総合センター(JACIC)
  • 開催場所:日本都市センター会館(都市センターホテル)コスモス(3F)地図

担当:JACIC企画調整部(TEL:03-3584-2404 FAX:03-3505-2966)



第9回 建設情報研究所 研究発表会 プログラム

発表部 開始時間 研究課題 発表者
  13:10  挨拶  理事長代行 大石 久和
標準部 13:20  標準部における研究動向  部長    秋山實
13:40  建設分野のXML  主任研究員 河内康
建設コスト研究部 14:00  建設コスト研究部における研究動向  部長    福田正晴
14:20  地方公共団体における積算システムの現状とJACICでの取り組み  積算システム室次長 鈴木勝
 首席研究員 村椿良範
 主任研究員 八巻悟
システム高度化研究部 14:40  システム高度化研究部における研究動向  部長    中村徹立
15:00  道路工事完成図等作成要領のねらいと今後の展開について  主任研究員 濱田卓治
休 憩 15:20  (15分)
GIS研究部 15:35  GIS研究部における研究動向  部長    海津優
15:55  踏切遮断時間表示システムの検討  主任研究員 池田達男
CALS/EC部 16:15  CALS/EC部における研究動向  部長    松浦弘
16:35  2次元CADデータ交換標準(SXFレベル2)の完成について  主任研究員 村井重雄
  16:55  閉会挨拶  建設情報研究所長 今岡亮司


発表概要

(1)建設分野のXML(標準部)

 近年建設分野でも様々なD/Bが構築及び利用されていますが、それぞれ個別の目的で、独立したシステムとして最適化が図られています。しかし、CALS/ECが目指すように、建設生産プロセス全体にわたるデータの一貫利用や、分野や組織を越えたデータの交換、利活用を実現するため「データがアプリケーションに依存しないこと」かつ「データの定義が明示的であること」が必要です。
 XMLはこの要求を満たすデータ記述言語ですので、新しく構築されるD/BはXMLで記述される傾向にあり、データ流通に関して、建設分野においても不可欠なものになりつつあります。
 当日は、JACIC標準部のこれまでのXMLへの取り組み、CALS/EC関連でのXML利用事例のまとめとともに、新たに標準部で取り組もうとしている「建設分野におけるXML」に関するルール化の試みやレジストリを志向する動きに関して報告します。

 
(2)地方公共団体における積算システムの現状とJACICでの取り組み(建設コスト研究部)

 平成17年度の「品確法」を受けて政府の基本方針では、積算について国は地方公共団体から要請があれば支援を行うべく努力することが定められています。今般国土交通省が地方公共団体に対し行ったアンケート結果から、「積算システムの導入状況」「地方公共団体における積算の状況分析」「国土交通省で試行されているユニットプライス型積算方式を地方公共団体へ普及する際の問題点」について言及します。
 また、各地方公共団体が負担する運用コストを大幅に削減することを可能とした「Web版土木積算システム」の提供、XML形式での提供を開始する「土木積算基準データ」の仕様の公開など、新たな取り組みも併せて紹介します。

 
(3)道路工事完成図等作成要領のねらいと今後の展開(システム高度化研究部)

 国土交通省では、CALS/EC推進の一環として、工事完成図などの電子納品から道路基盤データ整備を目的とした「道路工事完成図等作成要領」を平成18年8月25日に制定し、本格運用を行っています。
 JACICは「道路工事完成図等作成要領」の本格運用開始を受け、施工業者向けの道路工事完成図等作成支援サイトの運営や、各地方整備局における「道路工事完成図等作成要領」説明会の支援などを行っています。
 また、「道路工事完成図等作成要領」に基づき作成された完成平面図から作成される道路基盤データは、道路行政における共用性の高い共通基盤としてさらなる品質の向上及びデータの高度化が必要ですので、「道路工事完成図等作成要領」の設計段階への適用や、地方公共団体への普及についても検討しています。 当日は、「道路工事完成図等作成要領」の位置づけと解説、今後の展開について報告します。

 
(4)踏切遮断時間表示システムの検討(GIS研究部)

 「開かずの踏切」には、踏切事故、交通渋滞による公共交通機関への影響や騒音や大気など環境への影響、所要時間の遅延、踏切利用者の不満・イライラ感など多くの問題があります。これらの対策として、立体交差化は効果的ですが、時間的・経済的に限界があります。鉄道側では、ソフト対策として、急行・各駅停車など列車の速度を判断して、警報開始時間を判断する賢い踏切や列車の運行制御の工夫に取り組んでいます。
 JACICは、国土交通省都市・地域整備局街路課の委託により、踏切に対する効果的な情報提供システムの検討を実施しました。
 当日は、情報提供により踏切問題を改善することを目的として以下に示す業務を実施したのでその結果及び成果を紹介します。
 ①踏切事故・踏切渋滞を削減でき、歩行者、自転車、公共交通など踏切利用者のイライラ感を解消するための情報提供方策を見出すこと。
 ②情報提供の実証実験と踏切利用者の意向調査を実施し、情報提供方策を展開していくための課題や今後実施すべき事項を検討し、情報提供方策の展開方針を示すこと。

 
(5)2次元CADデータ交換標準(SXFレベル2)の完成(CALS/EC部)

 平成12年に開発され、それ以降、CADデータ交換標準小委員会において改訂が進められてきた2次元CADデータ交換標準(SXF)仕様は、平成18年度の改訂作業をもって開発完了宣言されました。
 優れた機能を有するCADソフトウェアが多く流通している中で、建設事業の中核的情報として活用されるCADデータの情報交換基盤を整備することを目的に多くの時間と労力を注ぎ「機能的に制約の多いCADデータ交換標準の維持及びメンテナンス」をしてきたのは、建設ライフサイクル全体を通した情報共有が業務効率向上に寄与する点を重視したことによります。
 当日は、SXFの特徴について解説し、現在の普及状況、有効的な活用方法について報告します。

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