アジア建設IT円卓会議
-Asia Construction IT Round Table Meeting-
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 アジアの国々おいて、建設産業は国土の整備や保全を実現し人々の安全で効率的な生活基盤を提供する基盤的な産業となっています。特にアジアは自然災害なども多い一方で、経済活動も活発であり、社会基盤施設の建設や維持に対する社会的な要請も非常に高いため、建設産業がそのパフォーマンスを向上させることは、各国の国民や企業に大きな便益をもたらすばかりでなく、国と国との交流・交易を促進し国を含んだ大きな地域全体の自然資源管理力や災害軽減力を向上させることを通じて、地域全体についても大きな効果が期待できます。

 しかし、その一方で建設産業は最も古く公共セクターとのつながりの深い産業であり、また非常に多くの従業者、中小企業をかかえており、効率性や新技術の導入等の点で多くの問題を抱えていることも否定できません。

 近年、建設産業のパフォーマンスの向上のために情報技術(IT)を体系的に適用しようという動きが、各国で活発になりつつあります。電子調達や電子入札による効率化、リモートセンシングやGISによる国土管理や社会基盤施設管理の高度化、CADやシミュレーション技術の組み合わせによる迅速で洗練された構造物の計画・設計の実現、建設作業へのロボットの適用まで、その試みは多岐にわたります。ただ、建設産業の活動はそれぞれが連携しており、情報技術の適用も体系的で一貫性のあるものでなければなりません。

 そのため、情報技術を使い建設産業のパフォーマンスを向上させること、ひいては各国さらにアジア地域の国土整備や保全に寄与することを目的として、建設産業全体を俯瞰する視点から建設産業への情報技術の適用の可能性を評価し、適用を成功させるための課題を抽出・整理し、技術開発や技術政策の方向性を議論することは大変有益であると考えられます。

 アジア建設IT円卓会議は上記のような目的を達成するために、アジア各国の建設ITに関わるキーパーソンを招待し、1)建設産業におけるITの現在の利用と課題、2)建設産業のためのIT政策の現状と課題、3)建設産業におけるIT利用の将来像、4)ITに関連する技術開発や技術政策のあるべき方向、さらに5)アジア建設IT会議の開催可能性などを議論します。



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