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理事長 門松 武

理事長
門松 武

明けましておめでとうございます。 皆様には、日頃より当センターの事業に対し、深いご理解ご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。 当センターJACICは、昨年4月に一般財団法人化し、同6月には、JACICを取り巻く環境の変化に対応するため、①収益構造がシステム運用事業分野へ大きくシフトしてきたことへの対応、②運用するシステムを共通の視点で管理できる体制の導入、③あらたな重要課題には組織の壁を越えた柔軟な対応、などを基本方針に大幅な組織変更をおこなったところです。 新しい組織としては「研究開発部」「システムエンジニアリング部」「顧客対応室」を設置しました。 「研究開発部」は従来の標準部、CALS/EC部、システム高度化研究部を統合したものであり、建設情報研究所傘下の研究開発を一括して担当する部署になります。 「システムエンジニアリング部」は、JACICが扱っている建設情報システムの開発・改良および運用・保守に係る専門的な技術に関することを統合的に管理・監視していく部署です。 「顧客対応室」は、JACICの建設情報サービスに関する顧客情報の収集分析を担当する部署としております。 これらの組織変更とともに、特定のテーマを扱う集団として、幾つかのプロジェクトチーム(PT)やグループを作って、複雑化する時代の要請に応えようとしているところです。
これらの機能的かつスリム化した組織と、建設事業の円滑な執行と品質の確保に熱い想いを抱く職員が一体となって、新しい2013年に向け戦略的に取り組むべきテーマが多くあります。
先ず、国土交通省が戦略的に進めるCIM(Construction Information Modeling)です。次世代にふさわしい社会資本の整備から管理までを効率よくマネジメントする手法です。構造物の情報、特に形状に関する情報を三次元モデル化し目で見えるようにすることにより、発注者や請負者のみならず、一般国民にも必要かつ具体的な情報が容易に共有できるようになります。期待されるこのシステムの推進にJACICとしても、国土交通省の期待に応え、CIMの確立への支援と、関係者間の情報共有と普及に先導的立場で取り組んで参ります。 次に、「施工パッケージ型積算」の普及というテーマがあります。昨年国土交通省で始まったこの積算方式に関しては、JACICは国土交通省の政策を技術的にサポートしていくと同時に、全国自治体に対して、独自のサービスを展開していく所存です。 次に、災害査定時のツールである「Photog-CAD」(フォトジーキャド)普及促進です。デジタル写真を撮るだけで,自動的に災害査定書類が作成できるソフトパッケージで、昨年10月には国土交通省から実査定での活用にお墨付きを頂きました。ICT社会にふさわしい自治体が行う災害査定事務のツールとして,JACIC開発のこの商品を普及促進して参ります。 最後に、国土交通省が進める我が国建設業の海外展開に関するものです。欧米諸国や韓国に後れをとるこの分野で、わが国の優れた技術と信頼される人・企業を資本に、国が積極的にリーダーシップをとり、官民一体となって海外展開を推し進めようとしています。この分野においても、JACICが担える役割に積極的に取り組んで参りたいと考えます。 これらの新しいテーマとともに、コリンズ・テクリス事業や電子入札情報関連といったJACICの中核的な事業は、日進月歩の中で顧客皆さまの要望に対応しつつ進化させていく予定です。
誰もが経験したことのないような厳しい社会経済環境の中ではありますが、役職員一同、力を振り絞ってこの難局を乗り越えていく覚悟です。 今年も、何とぞJACICをよろしくお願い申し上げます。

平成25年1月1日 (理事長 門松 武)

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