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 明けましておめでとうございます。
 皆様には、当センターの事業に対し、日頃より深いご理解とご支援を賜りありがとうございます。また、昨年11月15日、当センターは設立35周年を迎えました。これも皆様のご支援の賜物と考えます。心より感謝と御礼を申し上げます。

 昨年は、新型コロナウイルス感染症の脅威に全世界がさらされた1年でした。また、熊本県球磨川での氾濫をはじめ、多くの自然災害にも見舞われました。
理事長 深澤 淳志
理事長
深澤 淳志
 新型コロナウイルス感染症は、100年ぶりのパンデミックと言われ、私たちがこれまで当たり前としていた社会の仕組みや仕事の仕方を根本から覆すものでした。現場が基本の建設事業も、非接触・リモート型の働き方に転換するなど、新たな仕組みへの早急な変革が求められています。
 私たちJACICは、国土交通省が進めるi-Construction施策を積極的に支援するため、2018年度より「JACIC i-Conチャレンジ戦略」に基づき仕事の仕方の改革を提案してきました。
 その一環として、昨年の4月からJACIC事業の柱の1つに「建設プロセスに関わる情報の利活用促進」を明確に位置づけ、担当する組織として「ソリューション部門」を立ち上げました。また、それを支える基盤ツール「JACICクラウド」を約2年間かけて開発し、昨年6月より本格的なサービスを開始しました。
 奇しくも、昨年3月には、新型コロナウイルス感染症の影響で年度末の打ち合わせや竣工検査等の代替手段の確保が急務となった国土交通省などのニーズに応え、JACICクラウドの試行版を国土交通本省及び地方整備局へ無償提供するとともに、5月からは、毎年出水期の前に開催される「洪水予報連絡会」や「水防連絡会」等を支援するため、地方自治体を含め全国55機関にJACICクラウドの試行版を無償提供しました。
 また、令和2年7月豪雨の被災地に対する支援として、本格稼働を開始したJACICクラウドのルーム機能を、被災地を対象に年度内無料で提供しました。
 今後とも、建設事業の問題解決に特化したクラウド基盤としてJACICクラウドをご利用いただけるよう、関係者の方々のご意見を賜りながら、一層の改良に努めてまいりたいと考えています。
 一方、従来からJACICが進めてきた「公共調達に関わる情報提供」サービスの一つであるコリンズ・テクリスについてはその適切な運用に努めるとともに、情報セキュリティ環境の変化に対応した電子入札コアシステムの適切な維持更新等を行うなど、ユーザーの皆様のご期待に沿うよう安全かつ安定した運用を進めてまいります。
 また、「建設情報に関わる研究開発」においては、BIM/CIMの標準化に関する国内外の活動、地方の技術力向上に寄与するセミナーの開催等を引き続き行ってまいります。
 国土交通省においては、現在、インフラ分野のDX(デジタル・トランスフォーメーション)を推進しています。建設分野の情報化の推進は私たちJACICの使命であり、引き続き国の進める事業を積極的に支援してまいりたいと考えています。
 今後とも、産学官との緊密な連携のもと、新たな情報技術による現場の変革に挑戦しつつ、建設事業の発注者・受注者双方の業務執行の効率化・高度化に寄与することにより、魅力ある建設現場を創出し、質の高い社会資本整備を通じて、公益の増進、社会貢献に務めてまいりたいと考えています。
 今年も引き続き皆様方のご支援を宜しくお願い申し上げます。

令和3年1月1日                                            

一般財団法人 日本建設情報総合センター
理事長 深澤 淳志


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