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 新年を迎え、謹んで初春のご挨拶を申し上げます。
 皆様には、当財団の事業に対し、日頃より深いご理解とご支援を賜りありがとうございます。厚くお礼申し上げます。


 昨年、一旦は収束の兆しが見えた新型コロナウィルス感染症は、1月以降第6波として急増し、夏から秋にかけてはそれを大きく上回る第7波、現在は第8波として猛威をふるっています。長引くコロナ禍は、私たち社会の仕組みを根本的に変えつつあります。
理事長 深澤 淳志
理事長
深澤 淳志
 2月にはロシアによるウクライナの侵攻が勃発し、それに伴い全世界的な食糧危機、エネルギー危機を招き、現在の物価高騰にもつながっています。
 このように時代は大きな転換期を迎えていますが、私たちの生活、経済の基盤となるインフラの整備、管理は今後とも怠りなく着実に進めていかなければなりません。
 中でも近年の異常気象に伴い、全世界的に自然災害が多発しており、特に脆弱な国土を抱えるわが国においても、国土の強靭化に資するインフラ整備の一層が緊急の課題となっています。

 国土交通省においては、効率的な建設事業を進めるため、従来より「i-Construction施策」を推進してきました。現在、デジタル技術の一層の活用により、これを「インフラ分野のDX施策」として更に発展させ、次の時代における新たな建設事業の進め方として打ち出しています。
 もとより、私たちJACICのミッションは、情報という手段により建設事業の高度化を支援し、もって社会の発展に寄与することです。
 具体的には①公共調達に関わる情報提供、②建設情報に関わる研究開発、③建設プロセスに関わる情報の利活用促進の3つの柱のもと各種事業の展開を図っています。

 現在、JACICでは、
 ①JACIC提供サ―ビスの品質の向上
 ②JACICクラウド(JACICルーム)による現場のDXマネジメントの推進
 を重点的に取り組んでいます。


 一つ目の「JACIC提供サ―ビスの品質の向上」に関しては、例えば、基幹的なサービスの一つであるコリンズ・テクリスシステムにおいて、よりユーザーの視点に立ったサービスの向上に努めるとともに、2023年度に予定しているシステムリプレースと、それに伴う大規模な改良に向けて、現在、システム構築やシステムテストを実施しています。

 二つ目の「JACICクラウド(JACICルーム)による現場のDXマネジメントの推進」では、画像、映像等のデータを地図と連携して情報共有ができる専門画面を提供し、雪害対策や淀川等防潮鉄扉閉鎖訓練など、多様な局面でご活用いただいています。また、JACICルームの情報セキュリティマネジメントをより確実とするため、昨年10月に所管部署にてISMS(情報セキュリティマネジメントシステムISO/IEC27001)の認証を取得しました。
 今後も現場のニーズに即したサービス提供に努め、DX時代の新たなマネジメントの実現を図ってまいります。

 これらに加えて、JACICでは、建設情報の標準化を目的として設置した「社会基盤情報標準化委員会」のもとで特別委員会を実施してきており、ICTによる画像・映像情報の利活用については昨年6月に最終提言を公表しました。引き続き、BIM/CIMの標準化に関する国内外の活動とともに、各地でBIM/CIMに携わる皆様の技術力向上に寄与するセミナーの開催支援等にも取り組んでまいります。

 私どもJACICでは、皆様方のご支援・ご協力の下で、総合的な建設情報の提供という社会的使命を果たすため、今後とも、国土交通省が進めるi-Constructionやインフラ分野のDX推進などの諸施策を積極的に支援するとともに、ウィズコロナ・ポストコロナ時代の新たな仕事の進め方改革に寄与してまいりたいと考えています。

 今年も皆様の益々のご多幸をお祈り申し上げます。

令和5年1月1日                                            

一般財団法人 日本建設情報総合センター
理事長 深澤 淳志


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