小委員会

スマートインフラセンサモニタリングデータにおけるメタデータ標準化検討小委員会

概要

(第2021-01号)

小委員長
五十嵐 善一 (スマートインフラセンサ利用研究会 WG1主査)
検討テーマ
インフラ維持管理のためのモニタリングデータのメタデータ標準仕様に関する検討
検討メンバー
  • 小泉 圭吾(大阪大学大学院 助教)
  • 飯塚 光正(日本電気株式会社)
  • 家入 正隆(JIPテクノサイエンス株式会社)
  • 萩原 修身(株式会社日立ソリューションズ)
  • 水野 裕介(国土交通省 国土技術政策総合研究所)
  • 宮田 岩往(株式会社奥村組)
  • 今井 基雄(計測テクノ株式会社)
  • 亀井 志郎(株式会社かんこう)
  • 待兼 二郎(株式会社レンタルのニッケン)
  • 藤田 行茂(地球観測株式会社)
  • 林 直愁(計測ネットサービス株式会社)
  • 竹中 篤(一般財団法人関西情報センター)
  • 澤田 雅彦(一般財団法人関西情報センター)
  • アドバイザー:石川 雄章(北海道大学 特任教授)
  • アドバイザー:長山 智則(東京大学 大学院工学研究科 教授)
  • 事務局:牧野 尚弘(一般財団法人関西情報センター)
活動目的
 橋梁・トンネル等の社会インフラ構造物の老朽化の加速により、長寿命化の取組みや建設・維持管理コストの削減が大きな社会問題となっており、IoTセンサ・ロボットやBIM/CIMの取組みによる設計施工・維持管理の効率化高度化が図られている。
 多数のセンサが長期間使用できることを目的に社会基盤情報標準化委員会にて採択された「スマートインフラセンサのコード・データベース標準化検討小委員会」の活動で、インフラ維持管理に必要な情報としてセンサにコードを付与し、センサの製品情報と設置情報をリレーショナルなデータベースとする標準化を提案し、これを運用管理する主体としての「センサポータル」を構築した(2019年8月~2021年6月終了)。
 本小委員会では、社会インフラ構造物のセンサによるモニタリングデータのファイル形式等に関する標準化を検討する。現状、センサメーカ毎でその仕様がバラバラであるため、①種々のセンサのモニタリングデータを集約・活用が困難である、②センサの設置目的や位置に関する付帯情報がないため、設置環境を考慮した高度な分析が困難であること等が考えられる。以前、土木学会等でセンサ利用技術に関する標準化を目指し、モニタリングデータについても検討・提案されたが、まだ、実装レベルには至っていない。
 本小委員会では、モニタリングデータ自体はセンサメーカや計測メーカに依存するので標準化は現実的でないため、モニタリングデータの「メタデータ標準仕様案」について検討する。なお、検討に当たっては「スマートインフラセンサのコード・データベース標準化検討小委員会」の検討成果(センサポータル)と連携し、センサコードによってセンサの設置情報と製品情報を関連づけるデータベースの仕組みについても検討する。また、国土交通省が進めている社会インフラの定期点検情報の標準化との連携も検討する。
 センサポータルおよび本小委員会のモニタリングデータの「メタデータに関する標準化」により、BIM/CIMの普及促進や国土交通省の方針である社会基盤情報のオープン化に寄与する。
活動期間
2021年8月 ~ 2023年6月