土木積算基準データの提供

JACICが発注者向けに提供している土木積算基準データは、国土交通省の土木工事標準積算基準書に準拠した工事工種体系・細別情報・歩掛等の情報を積算システム用に外部データとして整備したもので、積算システムに取り込み使用します。
年度途中の改定があった場合も迅速に対応いたします。
また、土木積算システムの他、入札・契約に関する他のシステムとの連携や汎用性を考慮し、データはXML形式を採用しています。 なお、新たな「施工パッケージ型積算方式」に対応した、XML形式データの提供も行なっています。

主な特長

国土交通省の「新土木工事積算大系」に準拠しています。

データ仕様は「土木積算基準データ −仕様解説書−」により公開します。

データ内容の視認性が高く積算システムへの取り込みが容易です。

関連システムとの連携が容易です。

汎用性を考慮し、XML 形式で提供します。

基準データの概要 提供データ名 内容
工事工種体系 工事工種体系の工事区分以下を、標準的な構成内容を階層構造で規定したデータ。
細別情報 細別項目の施工単価(ST)データで構成される要素の組合わせデータを持つ。
施工単価(ST)施工パッケージ 単価表を生成するためのデータであり土木施工に関するものを始 め、機械運転単価表等も含まれる。単価表を生成するために設問(J条件)が定義されている。
労務属性 構成行の一部である労務の名称、単位等のデータ。但し、労務単価は含まれない。
材料分類 構成行の一部である材料の分類に関わるデータを持つ。
材料属性 個々の材料に関わる詳細な情報(名称、規格、単位他)を持つ。但し、材料の価格そのもののデータは含まれない。
機械分類 建設機械等の分類、名称、規格、単位のデータを持つ。
機械損料 建設機械等の名称、規格、単位に加え、機械損料のデータを持つ。但し、賃料で利用される機械については、賃料(単価)そのものを含まない。
間接工事費等率 共通仮設費、現場管理費、一般管理費等を計算するための率情報を持つ。
基準書編・章・項 基準書の「編」、「章」、「項」の名称を持つ。
施工単価等一覧 施工単価と施工パッケージの「編」、「章」、「項」の情報を持つ。

JACIC積算基準データの利用イメージ

JACIC積算基準データの取り込みイメージ
  • ※1 単価データは提供していません。基準データの提供頻度は、1回/月です。
  • ※2 導入されている積算システムが、JACIC「土木積算基準データ(XML 形式)」の取り込みに対応している必要があります。
  • ※3 土木積算基準データの取り込み(更新)は、積算システムの管理者や、運用保守の担当会社等に行っていただきます。
  • XML(Extensible Markup Language)

    コンピュータ上で文書やデータを記述するための言語の一つ。W3C(WWWコンソーシアム)により策定されている。データの構造や意味を定義・表現できるため、視認性が高く、コンピュータ間の情報交換用の手段として広く利用されている。

土木積算基準データ

積算システムの全体構成

積算システムの全体構成

積算基準データの構造

積算基準データの構造

積算基準データの種類

積算基準データの種類

基準データの概要

基準データの概要

基礎単価データの概要

基礎単価データの概要