橋梁パラメトリックモデル標準化検討小委員会
小委員会 概要(第2019-04号)
小委員長) |
窪田 諭 (関西大学 教授) | |||||||||||||||||||||||
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検討テーマ) |
維持管理を基軸とした橋梁のパラメトリックモデリングの標準化検討 | |||||||||||||||||||||||
検討メンバー) |
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活動目的) |
国土交通省はCIMやi-Constructionを推進しており、設計・施工段階だけでなく、維持管理に向けて3次元データの流通基盤の重要性が高まっている。本小委員会は、高架道路橋や鉄道橋をはじめとする橋梁を対象とする。その維持管理においては、次の課題が挙げられる。 課題1:維持管理が主となる既設構造物への対応が困難である。 ・設計図や完成図が紛失している構造物やこれらが現況に即していない場合がある。 ・設計段階からのプロダクトモデルを整備し直すことは非現実的である。 ・設計段階で作成された3次元データは、維持管理に全てを引き継ぐとは言い難い。 課題2:点検データを3次元データに紐付ける作業に手間がかかる。 課題3:既設の高架道路橋や鉄道橋の3次元データと属性情報とを用いた維持管理のための仕様がない。 そこで、本小委員会では、既設橋梁をMMS(Mobile Mapping System)、地上型レーザスキャナやUAV(Unmanned Aerial Vehicle)等で計測した点群データからパラメトリックモデリングによって3次元モデルを構築し、プロダクトモデルの標準規格であるISO10303(STEP)に準拠して表現するための指針を検討する。 本検討では、点群データを基にして3次元モデルを作成する点、維持管理を基軸として3次元モデルと維持管理情報との関連付けや3次元モデル表記標準(案)における3D Annotated Modelとの親和性を考慮する点、CADにおけるパラメトリックモデリングとの連携のためにISO10303を採用する点、および、図面が存在しない既設橋梁の3次元データを容易に構築できる方法を提案する点に意義がある。 |
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活動期間) |
2019年8月 ~ 2021年6月 |
活動成果 | ||
活動報告書 | ||
成果報告書 |